10万年の世界経済史(下)を斜め読み
グレゴリー・クラーク氏の10万年の世界経済史(下)を斜め読みしたのでそこで得たインプットを箇条書きします。
- 作者: グレゴリー・クラーク,久保恵美子
- 出版社/メーカー: 日経BP社
- 発売日: 2009/04/23
- メディア: 単行本
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【本の一言説明】
(抜粋と簡単な自分まとめ)
”産業革命以降の貧しい国々のおもな特徴は、非効率的な生産活動。”
それは、新しい技術を手に入れることが困難だったということではなく、そうした新技術を効果的(かつ効率的) に使えるかどうかが問題としてあったということ。
”効率が悪かったのは、資本の使い方ではなく、労働力の使い方だった。”
低賃金国(exインド)は高賃金国(exイギリス)と同じ機械を使っていたが、一台当たりの雇用労働者数ははるかに多く、それでいて機械の生産量は増えていなかった。つまり、低賃金国の特徴でもある”労働コストの優位性”はほとんど失ってしまっていた。
”労働生産性の格差は、各国の生産活動における労働力の質の違いから生じられた。そしてこの質の違いの大きな要因は、その国の社会的環境だということ。”
全然関係ないけど、この本の著者グレゴリー・クラークさんは電車で隣り合わせになったことがきっかけで仲良くなり、お家まで遊びに行ったことがあります。
その時はこの本の存在はおろか、Wikipediaに載るほどのすごい人だとはつゆ知らず、とてものんびりとしたお爺ちゃんと認識していました。記念に肉じゃがと煮魚作ってあげたな〜。
元気にしていらっしゃるかしら。
いやぁ人生なにが起きるかわかりませんの。