タイ ラオス ノンカイ〜バンコク間の寝台列車で移動する!
サワディーカー:)
年末年始を使ってバンコク→チェンマイ→ルアンパバーン→ビエンチャンという経路で1週間ほどショートトリップに行ってきました。行きも帰りもすべて陸路で行こう!とLCCという文明の利器に真っ向から対抗したこの体育会系トリップ。
(交通手段)
【行き】バンコク-チェンマイ間をロットゥー、チェンマイ-ルアンパバーン間は長距離バスを利用してみました。
【帰り】ルアンパバーン-ビエンチャン間を長距離バス。そしてビエンチャンからタイ国境の町ノンカイまで国境越えのバスを利用。 最後に、ノンカイ-ファランポーン間を寝台列車で走り抜け、終了。
事前にネットを使って調べたりはしたものの、個人のブログからでしか情報を収集できなかったため、寝台列車まで本当にたどり着けるか、むしろちゃんとバンコクに帰れるか本当にドキドキしながらの旅でした。
そんな今回は帰り道の寝台列車をメインにしてご紹介;)
タイとラオスの国境の街「ノンカイ」
ノンカイ始発のバンコク行き(ファランポーン駅が終点です)SRT(State Railway Of Thailand)の起点となるノンカイ駅は、ラオスとの国境を超えて徒歩10分足らずの場所に位置します。国境にはトゥクトゥクがたくさん待機していたけど、利用するほどの距離ではないですよ~
国境付近の町並みはこんな感じ。
象がのっしのっしと散歩していたのはびっくりしましたが、とくに何もない田舎町。
わたしと寝台列車のハツタイケン日記!
ノンカイ駅に到着。写真は列車を待つ人たち。近場の屋台でテイクアウトをしたガッパオの目玉焼きのせを握りしめ、列車に乗り込みます!
ちなみに、ラオスではずっとフランスパン、クウィッティアオ、フランス、クウィ…と麺とパンのダブルコンボで身も心もパサパサになりかけていたので、この時の久しぶりのタイ料理、お米にちょっと泣きそうになりました…これぞ母の味。(母国ではないです)
本数と乗車料金です。(2015年1月1日現在)
1日に3便と、意外と本数は有りました。 料金は1等下段1,317Bから3等253Bまで本当にピンキリです。
ここはあえて3等をチョイス! といきたかったところですが、これまでのバス移動で身体が悲鳴をあげていたので泣く泣く2等下段758Bを選択。 いつか必ずや乗ってやります。
わたしが選んだ2等車はこんな感じ。
おとなひとりなら意外と狭くもなく、シーツとブランケットはキレイに洗濯、消毒?されていて、袋に梱包されていました。予想以上の清潔さ&快適さです! 料金は下段743B 上段688B。
そういえば、チェンマイからルアンパバーンまで20時間?くらいバスに乗って左膝と首がなんだかよくわからない痛みでいっぱいになっていたなぁ…とこれまでの旅の痛みを思い出し、なんだか感慨深い気持ちでいっぱいになってました。
こちらはシートタイプの2等車。ちょっとリッチな新幹線風です。
ここでも良かったかも。料金は588B。
そして1号者。他の車両と比べると近未来的な雰囲気です。
ベッドサイドにはタオル掛けのようなものとジュース置き場が設置されていました。料金は上段1,117B 下段1,317B。
そして気になる食堂車!のメニュー。
メニューはちょっと割高ですが、意外と豊富でした。ケータリングもしていて、座席に料理を持ってきてくれるサービスが! 運ばれてくる料理の美味しそうな匂いにお腹を何度も刺激されました。グーグー!
前日の夜18時30分に出発して到着したのは朝6:15。
到着予定時刻を約15分過ぎていましたが、11時間15分をかけて無事にバンコクのファランポーン駅に到着です。1月1日の早朝にもかかわらず、駅構内はバンコクを出発する帰省者や観光客で賑わっていました。
ロットゥーやバスと比べると時間はかかってしまいますが、値段はそこまで変わらず、そしてなによりぐっすり眠れるのがとっても嬉しい。 意外と敷居が低い列車の旅を、自信を持ってオススメします!ちなみに夜は景色が見えないので、街の景色をゆっくり楽しみたい方は朝の便をどうぞ~:)
【番外編】ラオス通貨Kipにしてやられた!~まさかの落とし穴~
ここでひとつ注意しておきたかったのがラオスの通貨Kipの両替について。
後進国に分類されるラオス通貨のKipは貨幣価値が低く、タイ国内でBahtに両替をするのは難しいそうです。なので、なるべくラオス内で使い切るか、両替をしておくのがベターでした。(ちなみに、バンコク銀行のみ唯一対応してくれるようです。きっとレートは悪い気が…)
国境付近にポツンとある、クルンタイ銀行ではラオスの通貨KipをBahtに両替可能です。ちなみに、 銀行全体の業務は18時までですが、両替業務は17時に窓口が終了するようなので時間にはご注意を!
▶たびの裏ワザ
もし時間外にどうしても両替したい場合は、銀行付近のツアー会社に相談してみてください。確実ではないですが、わたしたちは両替に応じてくれました! さらに嬉しいことに先ほどの銀行で両替するよりもちょっと良いレート でした。 意外と穴場でラッキー:)