人工知能×食の可能性について考えてみる
まず、この発想が生まれたきっかけは、先日参加した人工知能シンポジウムで開催されたパネルディスカッションだった。
「次世代のAI技術」と題されたそのパネルでは、国内の人工知能研究の第一人者である松尾先生がパネリストとして参加していたのだが、先生が思い描く人工知能戦略「日本を世界の台所にするぞ計画」がとても斬新で印象的だったのだ。
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たしかに、日本の強みを生かした戦略は何ぞや?と考えたときに、「食」は実現がそんなに難しいそうじゃないし、日本が勝てる可能性が高そう。
では、市場は本当に存在するのかを考えてみようじゃないか。
タイに住んでいた自分の体験談をもとに考える。たしかに外国人(タイ人だけでなくいろんな国の)からの日本食人気はすごかった。
たとえば、日本食チェーンの大戸屋はタイにたくさんあるのだが、常に満席。値段は日本のよりもやや高めに設定しているのにも関わらず。(余談ではあるが、シンガポールの大戸屋の場合、定食の価格は日本の4-5倍の値段。物価の高さもあるけど、この価格でも客足があるのだから驚き)
駐在員あたりの日本人にとっては万々歳だろうし(需要)、日本食チェーンや現地の日本食屋さんも安定して食材を手に入られるから万々歳(供給)……
技術的に可能かどうか問題はひとまず置いて、その可能性について考えるとすごいチャンスやんけと思う。
実際に人工知能×農業の動きはあるようだし、国内の動きについてリサーチしてみようかなっと。